190326|プレスリリース|水産総合研究センター

プレスリリース

平成19年3月26日
独立行政法人水産総合研究センター
農  林  水  産  省
新たなイセエビ幼生の飼育方法を開発
-イセエビ種苗の安定生産を目指して-


 独立行政法人水産総合研究センターでは、平成17年度から実施している農林水産省委託プロジェクト研究「ウナギ及びイセエビの種苗生産技術の開発」において、イセエビの安定的な種苗生産技術の開発に関する研究を進めています。
 イセエビは、甲殻類の中でも幼生期間が300日以上と長いこともあり、飼育が大変困難な種です。イセエビ幼生の飼育では、細菌性疾病の発生による死亡が生残率を低くする大きな原因となっていますが、この度、取り扱いが容易なアミノ酸(グリシン)を利用して細菌の増殖を抑制することにより、高い生残率と成長を得ることに成功しました。この物質は食品加工などで広く利用されており、エビ・カニ類の体内にも多量に存在しています。
 本種のような長期間にわたる幼生飼育において、アミノ酸を用いた疾病予防法が開発されたことは、幼生期の生残率の向上と将来の大量飼育技術の開発につながる技術として期待されます。
 なお、本研究の内容は、3月27日~31日に東京海洋大学で開催される日本水産学会大会で発表予定です。また、グリシンを用いたイセエビ幼生の飼育方法は現在特許出願中です。

参考資料



本件照会先:
独立行政法人 水産総合研究センター
経営企画部 広報室 スポークスマン 本間広巳 TEL:045-227-2624
養殖研究所 生産技術部長 横山雅仁 TEL:0599-66-1886
中央水産研究所 浅海増殖部 生物特性研究室長 青野英明 TEL:046-856-9367
南伊豆栽培漁業センター 主任技術開発員 村上恵祐 TEL: 0558-65-1185

農林水産省技術会議事務局
研究開発課研究推進班 研究推進第1係 川田修平 TEL:03-3502-8111(内線5129)
ホームページ掲載先URT(農林水産省報道発表) http://www.maff.go.jp/www/press/press.html